M WORKについて

設立の背景

１. 人口減少と労働力不足への対応
三好市を含む地方都市では人口減少が進み、特に若年層の流出が課題となっています。その結果、地域の事業者は人手不足に直面し、持続的な経営が難しくなっています。三好市複業協同組合（M WORK）を設立することで、地域内外の多様な人材を活用し、労働力を確保する仕組みをつくります。

２. 複業による柔軟な働き方の推進
近年、単一の職業に依存せず、複数の仕事を持つ「複業」という働き方が注目されています。これにより、個人のスキルを最大限に活かしながら、多様な収入源を確保できます。三好市では、観光・農業・伝統産業・デジタル分野など、複業と相性の良い産業が豊富にあり、こうした働き方を導入することで、地域活性化につなげます。

３. 地域経済の活性化と新たなビジネス創出
外部からの移住者や関係人口の増加を促進し、地域資源を活かした新規ビジネスの創出を目指します。例えば、農業や観光業のDX（デジタルトランスフォーメーション）化、地域ブランディングの強化など、複業人材が持つスキルと地域の課題を掛け合わせることで、新しい価値を生み出すことができます。

４. 持続可能な地域づくり
企業や自治体だけでは解決が難しい地域課題に対し、協同組合という形態を活用することで、地域住民や事業者が主体的に関わりながら、持続可能な仕組みをつくることができます。組合員が相互に支え合いながら働ける環境を整えることで、地域の持続的な発展を実現します。

こうした背景から、特定地域づくり協同組合を設立し、地域と個人双方にとって持続可能な働き方・経済圏の形成を進めていきます。

「M WORK」の由来

三好市（Miyoshi）・マルチ（Multi）・ミックス（Mix）の頭文字“M”と、3つのMに紐づく働き方“Work”を組み合わせたネーミングとなっています。

・三好市で働き、三好市になくてはならない活躍人材となってもらいたい。
・複数の仕事を通して自分に合った働き方を見つけ出してもらいたい。
・複数の仕事で得た知識や経験を混ぜ合わせ自分らしさを創出してもらいたい。

このような想いを込めたネーミングとなっています。

ビジョン

１. 地域と個人のWin-Winを実現する組織
・地域の事業者が必要とするスキルや労働力を確保しながら、働き手側も自身の能力を活かし、成長できる環境を提供。
・働き手にとって「自分らしい働き方」ができ、地域にとっては「新たな活力を生む」仕組みを構築する。

２. 多様な人材が活躍できるプラットフォーム
・地元住民だけでなく、都市部からの移住者・関係人口・リモートワーカーなど、多様な人材が参加しやすい仕組みを整える。
・一人ひとりの強みを活かせる仕事をマッチングし、新しい働き方を実践できる場を提供する。

３. 地域の課題解決と新しい価値創造を両立する組織
・既存の産業（農業、観光、伝統工芸など）に新しいアイデアを持ち込み、持続可能なビジネスモデルを生み出す。
・例えば、農業×IT、観光×クリエイティブ、伝統産業×ECなど、異分野を掛け合わせた複業の機会を創出する。

４. 協同組合ならではの「共助」の仕組みを活かした組織
・組合員同士が支え合い、仕事をシェアしながら、柔軟に働ける環境を整える。
・利益を追求するだけでなく、地域全体が成長できるような仕組みづくりを重視する。

こうしたビジョンのもと、三好市複業協同組合（M WORK）を 「地域の未来を共につくる場」 として育てていく。

目指すまちづくり

M WORKERは季節や曜日・時間によってはたらき先を変えながら、市内の複数の仕事に関わります。この多様な働き方の中で三好市を知り「どの様に自分のスキルを生かしていくか」「どのようなライフスタイルを送るのか」は、はたらく人それぞれに委ねられています。様々な現場で得た人脈や経験を活かし、M WORKER個々人が「自分なりの仕事」で充実した日々を送ること、またその積み重ねによって三好市に、新たな活気が生まれることを期待しています。

M WORKの仕組み

はたらき方の例

M WORKERのはたらき方をご紹介します。三好市複業協同組合は、「やってみたい」という想いを大切に、あなたの複業スタイルづくりを、共に考え、支援していきます。 私たちと一緒に、あなたらしい複業ライフを始めてみませんか？

M WORKER 1週間のはたらき方

組合概要

組合名	三好市複業協同組合
所在地	〒778-0002 徳島県三好市池田町マチ2178番地27号 真鍋ビル3F
事業内容	特定地域づくり事業としての労働者派遣事業
役員	代表理事　井上琢斗 副理事長　西村耕世 理事　　　　西崎健人 幹事　　　　米田卓也